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Dr.Perlの実績ニューロフィードバック講座

バイオフィードバックとは、心と身体の状態を専用の生理機能測定装置を使いながらセルフコントロールしていく方法です。ストレスは、自律神経系・内分泌系・免疫系のネットワークシステムを通じて身体にも影響を及ぼします。バイオフィードバックは、この中の自律神経系の反応や筋電位・脳波などを自己制御することで、薬に頼らずに健康を回復したり増進したりすることを目標としています。医療だけでなく、スポーツ、芸術、教育、ビジネスなどの各領域でもピークパフォーマンストレーニングとして欧米で注目されています。この48時間の集中プログラムは、バイオフィードバック認定国際機構(Biofeedback Certification International Alliance: BCIA)の認定講座であり、バイオフィードバックの基礎と臨床応用についての系統だった米国での教育カリキュラムを、日本にいながら6日間で集中して学ぶことができます。

プログラム内容

  • バイオフィードバックの基礎知識:定義、歴史、基礎理論など
  • 脳精神生理学の基礎:表面筋電位(SEMG),抹消皮膚音(TEMP),皮膚電気活動(EDA),呼吸(Resp)、脳波(EEG),容積脈波(PPG),心拍数(HR),呼吸性心拍変動(RSA),その他(簡易的BF手法)
  • 生体信号の測定方法:データ記録時の注意事項と解析方法
  • 精神生理学的ストレスプロファイル:ストレスによる生理機能のチェック
  • 併用するリラクセーション法:漸進的筋弛緩法、呼吸法、誘導イメージ、自律訓練法など
  • 自宅でのBFトレーニング
  • BFの臨床応用の実際:プロフェッショナルとしての心得
1日目:
生体信号測定時の注意事項(感電防止、アーチファクトのチェック)プロとしての心得(義務と資格、クライアントの権利)、実習(TEMP-BF)
2日目:
SEMG測定の実際(電極の位置、多チャンネル測定)、不適切な筋緊張への気づき、人間工学的評価(仕事時の姿勢など)、実習(SEMG-BF)
3日目:
PPG、ECG、心拍変動(HRV)測定の実際、ストレス・コーピング、疾病の基礎知識、インテーク面接、各種リラクセーション法、実習(TEMP、EDA、PPG、ECG、HRV-BF)
4日目:
呼吸測定の実際、不適切な呼吸パターンの分析、無理のない呼吸法の臨床応用、誘導イメージ法、実習(呼吸法、多チャンネルResp-BF)
5日目:
自律神経系のBFの応用、プロとしての心得(スーパーバイズとコンサルテーション、治療関係の取り方、カルテ保存)、実習(多チャンネルBFによるストレスプロファイル)
6日目:
脳波測定の実際(電極の位置、多チャンネル測定)、心理療法(認知療法など)の併用、飲食物や運動による影響、実習(EEG-BF)

日時等詳細

日時: 平成27年7月25日(土)〜30日(木) 午前9時〜午後6時
場所: 甲南女子大学 1号館1階
参加費: 18万円(3,750円/時間:合計 48時間 )
携帯型心拍変動バイオフィードバック装置(ストレスイレイザー)含む
(再受講者は1万円)
定員: 30名
お申込先: TEL.078-891-7319 FAX.078-891-7320
主催: アイ・プロジェクト統合医療研究所
協賛: 日本バイオフィードバック学会
後援: 甲南女子大学 理学療法学科/関西医科大学心療内科学講座